なぜ父の日にキムチは売れるのか?!

工場長日記

毎年のように父の日とキムチについて書いてますので、今年は書かないでおこうかと思ってました。

でも先日、大手外食チェーンのバイヤー様と商談していた時に「キムチ屋にとって父の日は繫忙期」と話しをすると、「何で父の日にキムチが売れるの?」と目を丸くするほど驚かれたので、まだまだ需要があるのかと思い書かせていただきます(笑)

何度も書いている話なので知っている人には申し訳ないですが、ネタがないこともありご了承ください。

父の日とキムチ

今年の父の日は6月15日(日)
世間では影の薄い日ですが、当社は年間でも有数の繁忙期なので毎年明確に認識しています。
実際の売上高でも、年末年始のある12月、お盆や肉の日がある8月、GWがある4月、5月に次ぐ多さです。
世間では影の薄い父の日なのにね。(大事なことなので2回言いました)
当社では、母の日より忙しくさせていただいていて、発注がどんどん流れてきています。

韓国でも昔から、父の日には家族が集まって皆で父に感謝の言葉をかけながらキムチを食べる習慣があって・・・。
なんて話はございません(笑)

考えてみたら、連休でもないのにキムチが売れるのって、父の日ウィークだけですわ♪

なぜ父の日にキムチは売れるのか?!

始まりは10数年ほど前になります。
うちのキムチを販売していただいているスーパーのバイヤー様から「父の日に特別なキムチを売りたい!」とお声がけいただきました。
それまで、父の日は母の日と違ってイベントとしても印象の弱い日で、忘れられがちな日でした。(父としては悲しいですが)

ちょうどその頃、価格の安い第三のビールが市場を席巻していて「父の日には、ちょっと贅沢にプレミアムビールを!」みたいなキャンペーンが当たっていました。
それに合わせてキムチでも、ちょっと贅沢な商品があれば売れるのではと考えられたのです。

要望があれば作るのが、フットワークの軽い黄さんのキムチの良いところ♪

イベントに合わせた企画で、キムチを食べてくれる人を増やすのは当社の得意とするところですし・・。

定番の白菜、大根キムチに加え、おつまみとしてチャンジャとするめキムチをセットにしました。
これを198円が相場で売れ筋のキムチ売り場で、ポップと共に398円で売ります。

業界の中では、398円の商品なんて売れるのか?!という声も多かったですが、結果として良く売れました。
周りの予想をかなり上回る数が売れたのをみると、イベントに合わせて商品を提案するのってめっちゃ大事ですね。
今ではキムチ売り場だけでなく、水産や総菜など色んな売り場で、父の日の家飲みセットが販売されています。
そういう視点で、スーパーの売り場を見るのも楽しいですよ♪

調子に乗った営業チームが、色んな日・イベントに合わせてキムチを提案しましたが、父の日ほどは売れませんでした。
特に母の日は大惨敗で、理由は明白。
母の日は外食の需要が高まりますもんね。

我が家でも、母の日は焼肉や回らない寿司です。
飲食店の方に聞くと、母の日は大忙しですが父の日は普段の週末と変わらないんだとか・・。
理由は分かってるんですよ!!
でも、父の立場からするとモヤモヤしますね(笑)

ちなみに、原材料のコストアップや人件費がかさむ事もあって、父の日の盛り合わせは廃盤となりました。

父の日にキムチが売れるのは、父の日と家飲み需要がマッチしたからか?!

当社も色んなキムチを作っていますが、ほとんどのキムチが家飲みご飯のお供として活躍します♪
僕がビール党なのでビールを想定していますが、ハイボールでも日本酒でも合いそうです。

前述したように、父の日の盛り合わせは廃盤となりましたがその他のツマミになるようなキムチは沢山注文いただいてます。

僕も家庭では「父」なので分かるのですが、特別な食事をしてもらうより家族がニコニコしながら食事してくれるだけで嬉しいもんですよ♪
「いつもと違う何かを、父の日やからする」
この気持ちがあるだけでいいんですよ!

格好つけすぎたかもしれません(汗)

その、お父さんを中心に家族団欒で食事をされる場に、キムチが選ばれるのは嬉しいですね~♪
もちろん、それが黄さんのキムチやったら最高じゃないですか!!

でもたまには、父の日に焼肉食べに行っても・・・ええんやで(笑)

父の日のキムチはこちらでどうぞ → 高麗食品公式オンラインショップ

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