しろなキムチとは・・・

工場長日記

1年で1番忙しい年末にどんどん近づき、ピリピリ感が社内に広まっています。
そんな中でもブログは書き続けますよ~♪
目標に近づく為、コツコツやることは大切ですので・・。

今日は昔から食卓に上がっていたキムチの紹介です。

しろなキムチとは・・

大阪のキムチ屋さんでは昔から「なっぱキムチ」として売られている定番キムチです。
子供のころは、「なっぱ」という野菜やと思ってましたが、この仕事をするようになって「しろな」という野菜だと知りました。
なっぱ=菜っ葉のキムチということですね!

このしろなキムチ、どこのキムチ屋さんでも売っているし、白菜・大根・胡瓜に次ぐ定番キムチだしで全国的に食べられるもんだと思っていました。
でも、つい先日知りましたが、他の都道府県では食べないらしいんですよ~!
なぜなら、しろなは大阪しろなと呼ばれる「なにわ伝統野菜」に認定される野菜で、大阪でしか食べられていない野菜です。
恥ずかしながら、全然知りませんでした。

大阪らしさをアピールするため、大阪もんの材料を探し回っていましたが、こんなに身近にあったなんて・・。

なにわ伝統野菜とは・・

大阪は江戸時代から「天下の台所」とよばれ、独特の食文化が栄えてきましたが、都市化によって栽培されていた在来品種がすたれていきました。
こうした背景を見直し復活をかけた活動として、大阪府は2005年に「なにわの伝統野菜」(なにわ伝統野菜)の認証制度を定め、18品目を挙げています。
大阪府なにわ伝統野菜

その中の一つとして、大阪しろな(天満菜)があります。
大阪しろなは江戸時代から栽培が始まり、大阪市の天満橋付近で栽培が盛んだったため、「天満菜」とも呼ばれているそうです。
説明文と写真はJA大阪さんの物を引用しています。

なにわ伝統野菜は、大阪の農産物の中でも生産されている方も少なく、生産されている量も少ないため商品化しずらい作物だらけです。
何度か田辺大根を商品化しようと挑みましたが、キムチには出来ても「商品」として販売するには扱いにくいなと思っていました。

それがこんなに身近にあったなんて・・。

しろなキムチの美味しさ

ほんのり苦味がありますが、発酵させることで風味に変わります。
小松菜に比べて苦味が少なく、食べやすい味を楽しめるキムチです。
また、シャキシャキした食感も楽しめます。

菜っ葉系のキムチ(しろなキムチや小松菜キムチなど)は、漬けたてで食べる味と発酵した時の味はゴロっと変わります。
発酵していくことで旨味と風味がどんどん出てくるのは、これを食べると明確に感じれるので面白いキムチです♪
酸っぱいしろなキムチで焼肉を食べると、お肉も美味しく感じられますよ~!!

ちなみに、漬けたての味はちょっと苦味のある味気ないキムチです。
それが1週間くらいして発酵するとグンと旨みが増し、驚く美味しさになります♪
漬けたてでも十分美味しい白菜キムチとは違い、漬けたては美味しくないと言っても過言じゃありません。
この食べ頃の伝え方が難しく、一部の人にしか買われないキムチですが、僕は大好きなキムチです♪

興味のある方はこちらで購入できます♪ → 黄さんの手造りキムチ公式通販サイト しろなキムチ
全国流通していない作物だけに品薄になりやすいですので、無い時もあります。

  • コメント ( 4 )

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  1. ひびき

    名前は、全然覚えていないけど。
    美味しいですよね。
    しろな、覚えておきます。
    なので、今までは、以前食べた、あの野菜のキムチとしか言えませんでした。

  2. 高麗食品

    ひびきさん
    コメントありがとうございます!!
    独特の青臭みが美味しいですよね~♪

    野菜って、メジャーな野菜以外は地域で呼び名が変わったりするので面白いですよ!

  3. utokyo318

    しろな、やはり、居住する関東では見かけないですね・・・・
    緑色が良いアクセントになって、食欲も増進しそうですね。
    また、帰省の際にお店に行かせていただきます♫

  4. 高麗食品

    utokyo318さん
    コメントありがとうございます!!
    やはり関東では見かけませんか・・。
    小松菜に比べて苦味は柔らかく食べやすいですよ~!!

    大阪に来られた際は是非♪

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