韓国の食の思い出

生まれも育ちも大阪市生野区なんですが、韓国には里帰りなどで良く行かれてたのですか？と聞かれることがあります。確かに小学生の頃は良く韓国に行ってました。里帰りではないですが。

貧乏暇なしで家族全員忙しく働いていた影響もあり、年の離れた末弟の僕は毎年夏休みに１ヶ月以上、韓国の釜山に住む親戚に預けられる生活をしていました。

暗くなる話じゃないですよ！小学生の子供が、夏休みに「いきいき」へ行くようなもんです（笑）
（大阪市内の共働きで子育てしている人にしか分からん表現）

1か月以上釜山で生活しますので、食事はもちろん韓国料理。
今思えば、あの生活も今の僕のなかで経験となって活きているのかなと思い、紹介させていただきます。

韓国の食の思い出　インスタント麺

汁がないと喉がつまる。
僕の周りの韓国の人が良く言う言葉です。

白ご飯とおかずを食べるところは日本と同じですが、汁気のものを必要とする所が大きく違います。
テールスープやキムチチゲ。
それさえあれば、あとはミッパンチャン（小おかず）で大丈夫。

でも忙しくてスープが作れないときなどは、ラーメンが活躍します。
最近、日本でも韓国のインスタント麺が人気ですが、韓国の消費量は凄いでしょうね♪

プールや海にでかけた時はカップラーメンのユッケジャンが定番でした。
40年近く前は、カップ麺はこれしかなかったのでは？というくらい、これしか食べてませんでした。

韓国の食の思い出　水キムチ

毎年、夏休みに滞在することもあり、食卓に水キムチは必ずありました。
特にヨルム（間引き菜）の水キムチが印象的で記憶に残っています。

朝ごはんは、雑然と並ぶミッパンチャン（小おかず）と水キムチ。
ナムルやキムチを色んなおかずを食べて、水キムチでリセットする。
すっきりするし、食欲もわくんですよ♪

韓国の食の思い出　チャジャンミョン

今や韓国グルメの一角を占めるくらい認知度の上がったチャジャンミョン。
写真もTwitterで美味しい！と評判を見かけた日本橋にある「你好」でいただいたものです。
10年くらい前までは日本でもほとんど知られていませんでしたが、韓国食ブームに乗って認知度があがっています。

韓国では食堂の定番メニューとして人気です。
夏休みということもあり、昼ご飯に近所の食堂から出前を取っていたのを覚えています。

当時の価格は1杯500ウォン（約50円）

うどんも同じ価格でしたが、チャジャンミョンばかり食べていました♪

以上、韓国の食を堪能した貴重な経験でした。
もちろん他にも色んなものを食べてますが、これらの登場回数が非常に多くて記憶に残っています。
ブログを書きながらGoogleマップで当時の場所を見ました。（釜山タワーの麓なので簡単に見つけれます）
だいぶ景色が変わっていましたが、良く遊んだ教会やヨンドサン公園に上がる階段はそのままで懐かしかったですわ～♪

ここまで書くと思い出があふれてきます。
3歳上の従兄弟と2人で飛行機に乗って行ってましたが、荷物のピックアップとかどうしてたんでしょうね。
小学生の低学年と未就学児の旅ですが、向こうに住む親戚へのお土産を何箱も持たされたのを覚えています。
僕が小学3年生の時はフェリー（所要時間18時間）で行ったこともあって、今考えると無茶苦茶です。

最後に、以前にも書いた韓国の強烈な思い出を紹介します。

小学校に上がる前なので断片的な記憶なのですが・・・

その時は、次男と済州島のお祖母ちゃん家に行きました。
僕ら兄弟は海岸でカニを取るのが好きで良く取っていたのですが、夜だったらもっと取れると若い（高校生）叔父さんが教えてくれました。

夜ご飯を食べたあと海岸に行き、ライトをつけてカニを探していると・・・

機関銃を持った兵隊さんが現れ、めっちゃくちゃ怒鳴られて連行されそうに！！

その当時、韓国はまだ北朝鮮とのゴタゴタが続いておりピリピリした状態で夜の海岸で懐中電灯を使うという行為はスパイ活動と間違われても仕方ない状況だったそうです（汗）

未就学児の僕と小学生の次男、高校生の叔父さんの３人でスパイって言葉も分からないし、怒鳴られるし、機関銃持ってるし。
お兄ちゃんは生きた心地がしなかったそうですが、僕はイマイチ状況が分からず（笑）

こちらも平和な今では考えられない話ですね♪