水キムチとは・・・。

先日知り合った方と水キムチの話しになり「発酵させた汁を飲むキムチです」と説明させていただきました。
・・・が、水を発酵させて飲むんですか？！となかなか理解してもらえませんでした。
そこで水キムチとは・・・、について紹介したいとおもいます。

水キムチとは・・・。

大根と胡瓜の水キムチ

キムチというと唐辛子の赤い色をした辛い漬物をイメージしますが「水キムチ」は唐辛子を使っていませんので赤くもなけりゃ、辛くもないです。
唐辛子粉を入れて赤みを出したり、青唐辛子を入れて辛味を足すなど各家庭によって微妙に違いますが、基本的には「全く辛くないキムチ」です。

キムチと言うと具材をイメージしますが、水キムチは字のごとくは白菜や大根など色んな野菜を漬け汁に漬け込んで、発酵させた汁を飲みます。
分かり易く言うと、「浅漬けのような漬物で漬け汁ごと飲む漬物」です！
日本人からすると、「え～！！浅漬けの汁を飲むなんて～！！」って思われるでしょうが、僕からすると汁を捨てるなんて勿体無い！と思ってます。
（実際、浅漬けの汁を飲んで失敗したことがありますし 笑）

水キムチの味とは・・・。

シロナの水キムチ

白菜や大根など色んな野菜を漬け汁に漬け込んで、発酵させた汁を飲むのでさっぱりした酸味と爽やかな発酵味を楽しめます。
もちろん、発酵した汁と野菜を食べる（飲む）ので植物性の乳酸菌もしっかり摂れますよ～！！
計測したことはございませんが、しっかり発酵させたものだと何億個くらいのレベルで摂れると思います。

韓国では具を食べるより汁を楽しむ食べものだとも言われ、食事の前に汁ごと食べて（飲んで）喉と胃をうるおすと同時に食欲を増進させる働きもあるのだとか。
また、脂っこい物を食べた後の口をサッパリさせたりしますので焼肉屋さんで食べる冷麺のように、最後の締めなんかにも良いですね。

個人的には青臭い葉っぱ系の野菜をキムチとしていただくには最高の食べ方だと思ってます。
漬けたては、ほろ苦いですが発酵と共に風味に変わっていきますので♪
その辺は以前、食レポを書いてますので興味がある方はどうぞ→間引き菜の水キムチの食レポ！！

水キムチが普及しない訳（推測）

間引き菜の水キムチ

当社は大阪で50年の歴史があり、当初から水キムチの製造・販売をしておりました。
普通のキムチがここまで日本の食卓に馴染んだ事から考えると、水キムチは全然普及していないですね。
日本人には辛いキムチより、こっちの方が合うかと思ってたのですが・・・。
知らないだけで食べたら分かるよ～とも思ってました。
しかし、ちょくちょくテレビや雑誌で取り上げられもしてますが、一部の健康食好きな人や発酵食生活を取り入れてる人を除き、知らない人の方が未だ圧倒的に多い状態です。

先日、昼食に水キムチを食べながら、ふと気づきました。
韓国と日本の食習慣が違うからちゃうかと。

韓国と日本は隣国だけあって非常に食習慣（白いご飯におかずを食べる）が近いです。
でも、日本では韓国ほど汁物が必要とされないですよね～♪
最近は味噌汁離れなどが言われてますし、我が家（実家で食べる昼食は除く）でも汁物が無い日もちょくちょくあります。
反面、韓国では「汁がないと喉がつまる」と言う食習慣で、実際スープやチゲ、インスタントラーメンなどを食べる人が多いです。
水キムチもそういう役割で食卓にあり、食事の合間に汁を飲めるので重宝します♪

キムチだと、箸休めや付け合わせの漬物の代わりになりますが、水キムチだと食卓に馴染まないからイマイチ普及しない。
あくまでも推測ですが、あながち間違いではないかもと思っています。

とはいえ、美味しいし身体に良い食べ物なのでおススメなのは間違いないです(^^♪
食物繊維と植物性乳酸菌のかたまりなので、腸内環境を整えたい方には特にね！！

興味のある方は下記リンクからどうぞ！！
高麗食品公式販売ページ