大阪産（もん）名品に大阪鶴橋黄さんの手造りキムチが選ばれました！！

大阪府が認定する大阪もん名品に当社「大阪鶴橋黄さんの手造りキムチ通の味」が認証されました！！

当社商品としてはもちろん、キムチ業界でも初の認証です(^^♪
大阪を代表する土産物等であり、製造開始から50年以上が経過しているなど、時代を超えて愛され続ける加工食品として認定していただき感謝しています！

名品として認証されている錚々たる商品の中に、製造開始から15年ほどしか経たない「大阪鶴橋黄さんの手造りキムチ通の味」が選ばれ驚きがありました。
なんせ、前回（2.3年前）の応募は最初の書類選考であっさり落ちましたから・・・(;^_^A
応募要項にある製造開始から50年の実績とは、写真やパンフレットなどで確認できることが必須となっており、昔の写真や資料が何もない当社にはハードルが高過ぎました。

前回落選した時は、ダメ元で提出したのもあり「そら無理やわな・・」と二度と応募しないつもりでした。
しかし、なにわマーケティング大学で知り合った大阪欄間職人の木下さんに落選理由聞いとき！！と背中を押され担当者さんへ連絡。
落選理由はもちろん実績不足（資料不足）でした。
ただ、次回申し込む時は角度を変えて申し込んでみては良いのでは？とアドバイスされたのが、今回活きています。

審査される内容は、50年を超える実績と大阪らしさのある名品にふさわしい食べ物。
大阪らしさのある名品というところは伝統、大阪らしさ、市場性などで審査されます。
そこで、今回は大阪らしさのある名品というポイントに絞って訴える形で申し込みました。

書いた文章を紹介します。
文章だけだと寂しいので写真をいれましたが、実際の申請書には文字だけです。

大阪鶴橋黄さんの手造りキムチの伝統

韓国生まれの祖母が大阪市生野区で台車にキムチを載せ行商を始めたのが1970年。
幼い頃から本場のキムチの味に慣れ親しんだ祖母が作るキムチの味は好評で、数年後には大阪市生野区で店舗を構える事ができました。
その味付けを、娘である母に伝え、その後、母も1976年にキムチ専門店を大阪市生野区に開業しました。
日本で一番多くの在日韓国人が住んでいた地域として知られる大阪市生野区は、他府県からもキムチを買い求めに来るお客様もおられ、鶴橋やコリアンタウンを中心に70件以上のキムチ専門店がある日本でも有数のキムチ激戦区となっております。
現在は三兄弟で、長男が社長、二男が専務、三男が工場長として、家業のキムチ屋を引き継いで頑張っております。
キムチが現在のように人気になるずっと前から、地道な商売に精を出し、昔ながらの味を守る一方で、日本人の味覚に受け入れられる「あっさりした辛さの中に、旨さがある」味を模索しながら、風味の良い上質な唐辛子と出汁の旨みを組み合わせることでキムチの辛みを食べやすくまろやかにし、当初は地域に住む在日韓国人にしか売れなかったキムチが、徐々に遠方から買いに来るようなお客様も現れ、味にうるさい大阪で不動の人気を築き上げてきました。

大阪鶴橋黄さんの手造りキムチの大阪らしさ

大阪鶴橋は、日本で最大規模のコリアンタウンがあり、在日韓国人2世、3世がたくさん住んでおります。
そのため、地元の人々の求める韓国食材やキムチを扱う商店が70店舗以上あります。
店先には自家製キムチが並べられていて、店によって味も色も香りも違う、バリエーション豊富なキムチを求めて、京都神戸方面からも連日多くの方が訪れ、いつも人で賑わっています。
同じく大規模なコリアンタウンがある東京・新大久保地区では観光客向けの韓流ショップや韓国料理店が多く、キムチ専門店などは数えるほどしかありませんので、大阪鶴橋コリアンタウンで買える本格キムチ「大阪鶴橋キムチ」は、大阪独自の文化だと思われます。
また、韓国国内と同じ材料が手に入らないため味付けでも本場韓国とは違う独自の味、そして文化が生まれました。
その象徴が「だし」です。うどんでも知られる大阪のだしは昆布と鰹の合わせだしで、これとキムチが融合し、他地域にはない「大阪鶴橋キムチ」が生まれました。
だしの味がきいたキムチは、日本人の口にも合い大きな広がりを見せています。大阪漬物協会が認定する大阪の特産漬物でも「泉州水ナス」と並び「大阪だしキムチ」が認定されています。
大阪のだしの味が効いた「黄さんの手造りキムチ」は大阪を中心に近畿圏で人気となり、通常他地域では大手漬物メーカーが作るキムチが上位を独占する漬物販売ランキングでも、大阪を中心とした近畿圏だけでは常に黄さんの手造りキムチがトップを争っております。

大阪鶴橋黄さんの手造りキムチの市場性

現在、本格キムチを安全に製造する食品製造業者として、販売店・消費者に高評価をいただき、近畿圏のほぼ全ての量販店様とお取引いただき、近畿圏の漬物販売ランキングでは常にトップを争う位置を保持しております。
日本の漬物市場約3500億円のうち、キムチは20％以上を占め、売れ筋商品となっております。
メーカーによる味の違いが少ない漬物と違い、各メーカーの味の違いが明確で嗜好性の高い商品となっております。
また、漬物と違い料理の素材としても利用できることも人気の要因となっております。
日本最大の料理レシピサイト「クックパッド」でキムチのレシピを検索すると、64万3000件がヒットします。
日本でも話題となっている「チーズダッカルビ」はキムチを入れるケースも多く、発酵食品同士が融合したメニューとして人気を集めています。
新しい食べ方やメニューはこれからも国内外で発信されていくことも予見され、まだまだ大きな可能性を秘めた商材だと思われます。

以上のように、大阪らしさのある名品として訴えさせていただきました。
ブログを読まれている方は分かると思いますが、ほぼブログで書いたことのある内容です(^^♪
コツコツ頑張ってブログを書いていることが意外なところで活きましたね♪

僕の周りには楽勝で取られている事業者さんもいてますが、当社は苦労して認証されたので本当に嬉しいです！！
関係者の皆さん、選んでいただき本当にありがとうございました♪