日本と韓国で違う蒸し豚（ムシ豚）の食べ方

先日Twitterで知ったのですが、「蒸し豚をチョジャンで食べる」って日本だけみたいですね。
ご存知の方も多いでしょうが、蒸し豚もチョジャンも韓国の食べ物です。

蒸し豚にチョジャンは日本流？

居酒屋さんや韓国料理屋さんでおつまみメニューとして良く見る「蒸し豚にチョジャン」
この写真も大阪市生野区の人気韓国料理店「京愛館」でいただいた物です。
シンプルな味付けなので豚肉の味が楽しめる蒸し豚は、ビールに良く合う人気のおつまみです。

最近でこそ外食のメニューで見ますが、昔はメジャーでない食べ物でした。
同じ豚肉料理の焼豚に比べると認知度は雲泥の差です。
そのせいか、冷麺にのせるトッピングは蒸し豚なのに、手に入りやすい焼豚で代用される方をチラホラ見ます。
これは味が全然合わないので、全然おすすめできない食べ方です（笑）

そんなマイナーな食べ物だった蒸し豚も、我が家では子供の頃から良くでてくるメニューです。
コリアンタウンには蒸し豚屋さんが何件もあるし、良く仕入れのお使いで行っていました。

蒸し豚は、法事では定番の料理です。
余談ですが、うちの娘は蒸し豚の皮の部分が大好きで、法事が楽しみ♪と良く言ってました。
確かに普段の食卓では、この料理は出てこないですから。

我が家では、父が大好きな生センマイと母が大好きな蒸し豚は良く食卓にあがっていました。
今思うと、ほんと普通の食卓ではないですね（笑）
生センマイも蒸し豚も共通するのはチョジャンが良く合います♪

韓国調味料チョジャンとは・・・

コチュジャンをベースにした韓国調味料である「チョジャン」。
コチュジャンに、チョ（酢）を加えて作ります。
甘辛い風味と、酢の酸味が特長で、色々な食品のツケダレとして、無くてはならない名脇役な調味料です。

分かりやすくいうと、酢味噌の韓国バージョンで日本人にも食べやすい味となっています。
代表的なものとしては、蒸し豚・生センマイや刺身・ボイル野菜につけてお召し上がり頂くと美味しいです。

韓国では刺身系にあえる調味料として定番です。
大量の刺身が出てきても醤油だけでは飽きますが、チョジャンは辛味と酸味が効いて飽きずに食べられます。

韓国での蒸し豚の食べ方は・・・

蒸し豚にチョジャンをつけずにどうやって食べるのか？！
正解はキムチです♪
キムチを豚肉に巻く（豚肉をキムチに巻く？）料理「ポッサム」が日本でも人気になってきました。
出来立ての蒸し豚にキムチ・・・合わない訳ないですね！！

我が家でもたまにやりますが、チシャなどで包んで食べるのも美味しいですよ♪
蒸し豚とは微妙に違いますが、チョッパル（豚足）も野菜に包んで食べると美味しくいただけます。
豚足は更に日本と違う食べ方ですが、それはまた今度にしましょう（笑）

蒸し豚もチョジャンもこちらで販売しています　→　黄さんの手造りキムチ公式通販サイト